錦鯉のQ&A

錦鯉は水槽で飼えますか?
60cm水槽でも十分飼うことができます錦鯉は飼育環境にもよりますが水槽よりも大きくなることはまずありません。10~18cm位までの錦鯉なら3~10匹程飼育できると思います。安全に飼育するためにはできるだけ少なめが好ましいです。(1匹は反対にストレスを受けますので避けた方が良いと思います。)前提として濾過槽・エアレーションがちゃんと機能していること。エサを与えすぎないことです。

水槽で飼育した錦鯉でも大会(品評会)などで優勝できますか?
はい、できる可能性は十分あります。もちろん錦鯉のサイズは水槽の水量などに影響されますのでサイズ的に限定されます。(一般的な水槽60~120cm)の場合は大体15部~30部ほどで可能だと思います。)品評会で優勝するには様々な要素が関係しますので、本当に難しいことですが、実際に水槽で各地の大会で優勝している方もおられるようです。

錦鯉の病気はどんな時に起こりますか?
錦鯉の病気のほとんどは「水環境」が原因になります。水環境を悪化させる原因にはエサのやりすぎ、濾過機能が低い、酸素濃度が不十分であることなどがあげられます。また、錦鯉の取扱い時のストレスや擦れ傷なども影響します。エサの与えすぎも注意が必要です。急激な環境の変化(輸送時の水温の変化など)は急な体調不良を起こす原因になりますので注意して下さい。もちろん、病気を持っている錦鯉を健康鯉が入っている池や水槽に入れない事です。

錦鯉って何年生きるの?
難しい質問ですが、ストレスや重い病気、環境による死因がない場合は20~30年位は生きるとされています。現在の大型化を目指して急な成長をさせるような方法では長生きは難しいのではないでしょうか。錦鯉の長寿記録は「花子」が全日本錦鯉振興会のページで紹介されています。木の年輪と同様に春から秋にかけて成長し、冬は冬眠に入るため成長が止まります。このため錦鯉の鱗を良く見ると、木の年輪のように1年1年の輪ができます。「花子」の鱗の写真も掲載されていますので、かなり正確な情報のようです。

錦鯉っていくらするの?
錦鯉には種類やサイズ、年齢や品質などピンからキリまでありますので、一概にいくらとは言えません。中っ端と呼ばれる優秀鯉から外れる錦鯉の場合は、大まかに同じ金額で販売されていますが、 錦鯉は同じ種類・サイズであってもその個体によって値段が異なります。中っ端であれば数百円からでも販売されていますので、小学生でも買える値段です。ただ、100円の稚魚から国魚賞を獲得した方もいますので、一概に安価な鯉だからとバカにはできません。反対に国魚賞を狙える錦鯉や優秀鯉などでは、一般的な金額ではありません。例え当歳(一年鯉)であっても有名生産者であれば数百万円することもあります。

錦鯉のメス・オスの見分け方ってどうするの?
錦鯉の雌雄の判定は見た目からある程度判定することも可能ですが、正確な判定はできません。一応の判断基準としては、体型、手鰭の大きさや厚さ、地肌、泳ぎ方、桶に入れた時の鰭の動かし方などがあります。

大まかな説明として
※中には下記に当てはまらないタイプの鯉もいます。

体型
オスは体高がなく、バットのような体型をしています。
メスは反対に体高があり、幅がつきやすい。

手鰭
オスは大きめで厚い
メスは小さめで薄い

地肌(御三家の場合)
オスは黄色っぽくなりやすく、硬い感じがする。
メスは白く、柔らかい感じがする。

泳ぎ方
オスは泳ぐスピードが速く、網などで捕まりにくい。
メスは泳ぐスピードがやや遅く、網などで捕まりやすい。

鰭の動かし方
オスは桶に入れると手鰭をやや上に向けて動かす。
メスはオスのような行動をとりにくい。

ざっと上記内容がありますが、見た目だけでは正確な判定はできません。

より正確に雌雄の判定をするために行なう作業がいくつかあります。大体2歳以降で行いますが、中には当才のある時期にかなり正確に雌雄の判定を行なえる生産者や業者もいます。

基本的にオスに大きな特徴がでやすいので、オスであるか、ないかが大きな判定基準になります。一番正確なのはオスの白子(精子)が出るか出ないかを調べます。もちろん、白子が出るなら間違いなくオスです。オスでも出ない場合がありますので、次の状態を確認します。

手鰭の追星を見る
手鰭の付け根辺りにプツプツと小さなできもののようなものがあるとオスの可能性が高い。

頬を撫でる
頬を手先で撫でるとザラッとする。(若干でも感じたら)オスの可能性が高い。
排泄口の形状で判断する。(説明が難しいですので後ほど)

大体上記内容でまずオスであるかないかを判断します。

時期や水温、その他の条件によって判断が難しくなる場合もありますし、反対に判断が容易(オスの特徴がはっきり分かる)になる場合もあります。

中性タイプ(性腺の発達が弱いタイプ)では、正確な判定がかなり難しくなります。性腺の発達具合によってオスもメスタイプになる傾向にあるためです。

メスであることを特定する判定方法がほとんどないため、雌雄の判定は100%ではできません。(白子をだした鯉は別ですが。)

錦鯉が大きくなる要素にはどんなものがありますか?
大変難しい質問ですが、様々な要因が考えられると思います。

まずは生体の成長機能について
生体について専門家ではありませんので断定的な意見を述べることはできませんが、大まかな内容を説明させていただきたいと思います。

基本的に生物の成長を制御するのは内分泌腺(甲状腺・胸腺・性腺)と下垂体ホルモンの働きがもっとも重要な働きをしていると考えられているようです。

魚類の場合では、甲状腺は炭水化物の代謝や成長をコントロールし中枢神経系と相互作用する大切な器官になると言われているようですが、生物全体で考えると、性腺の発達が重要な鍵を握っていると思われます。

性腺が発達すると胸腺が小さくなり、成長ホルモンの分泌が抑えられて成長が止まってくるということです。

錦鯉に当てはめてみますと、雌雄でも成熟の早いオスは小さく、成熟の遅いメスは大きい傾向にあります。同じメスであっても、成熟の早い(早期に卵を持つ)錦鯉は成長が早く止まってしまう傾向が強く、反対に成熟が遅く、成熟しても卵が少ないようなタイプは大変大型になりやすい傾向にあります。中性型と呼ばれる錦鯉に大型が大いのはこのためだと推察しています。

錦鯉の系統について
錦鯉の系統が錦鯉の大きさに関係しているということについては皆さんも良くご存知であると思いますが、系統からくる骨格は錦鯉が大きくなる要素に大きく関わっています。 

飼育環境について
錦鯉の成長には飼育環境が大変大きな影響を与えます。現在、錦鯉品評会の大型の部で優勝などを受賞している錦鯉の大半は、優秀な飼育技術を持っている錦鯉の業者や生産者、愛好家の方々の元で飼育されています。

DO(溶存酸素)、PH(水素イオン濃度)、BOD(生物化学的酸素要求量)など、様々な要素を最高の状態に保つ技術が錦鯉の成長にも大きく関わってきます。

水質環境の悪い池で飼育した鯉では、よほどの資質を持った鯉であっても、成長曲線は低く、まず品評会で活躍できるような美しさを得ることは困難です。

栄養素・餌
錦鯉を成長させる栄養素はたんぱく質が重要だとかカルシウムが重要だとかビタミンが重要だとか、そんなことではなく、飼育環境や水温などに合わせた栄養バランスが重要です。

栄養素に関しても専門外ですので、ここでどのようなバランスが良いなどとお答えはできませんが、良い成果を挙げている方は餌の種類や給餌方法まで良く考えられているようです。

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