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秋翠

画像出所:全日本愛鱗会

秋翠は浅黄とドイツ鯉の交配から作出された種類になります。浅黄がベースとなっていますが、大きな鱗が背骨にそってあるだけで体表には鱗はありません。(つるつるです。)

淡く青味を帯びた地体(灰色の秋翠もいます。)、両頬に緋(奴)を持っていることは浅黄の流れを受けついでいますが、ドイツ鯉独特の肌、背骨に沿って並んでいる大きな鱗は鑑賞において大きな意味を持っています。大鱗は秋翠の鑑賞において大きなポイントとなり、より整然とした流れるような鱗目、大鱗の藍や黒といった色彩のコントラストが美しい個体がより高く評価されます。

浅黄と同様に頭部は白く抜けている方が高い評価を受けます。

緋の色合いなどはあまり重要視されていませんでしたが、近年では緋の質・色も改良されてより鮮やかになってきていますので、美しさを競う品評会などでもより鮮やかな色合いを持つ方が有利になっています。緋の入り方は鼻先、両頬、両脇、手鰭の付け根に入ることが基本です。

秋翠は緋の入り方、付き方によって「緋秋翠」と「花秋翠」と呼ばれます。「緋秋翠」は大きな緋が背骨を中心として両側に入り、緋(赤色)の色彩が目立ちます。「花秋翠」は緋が切れ段をもつように連続しているので、「緋秋翠」と比べ秋翠の地肌(白色・ややブルー地)が目立ちますので明るい印象があります。

「緋秋翠」と「花秋翠」は好みが分かれるとは思いますが、当サイト管理人の主観から言えば小さいサイズでは「花秋翠」、大型になると「緋秋翠」が魅力的に感じます。(完全に主観によるものですが。)

秋翠はドイツ鯉系で和を感じさせる大変味わいのある種類ですので、一度注目してみて下さい。

関連動画:秋翠


出所:https://www.youtube.com/watch?v=z2ywTVJqYzM

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