気付けば数時間、そのまま錦鯉が泳ぐ姿を眺めていました。
そういえば、池の上から眺めることはあっても、横からの全身の模様やひれの動きを見た事は無かったので新鮮。魚なだけに。
目が結構動く事、エサを吸う時にクチが伸びる事、その美しさだけでなく、命あるものとしてどんどん引き込まれていきました。
うっとりしていると、次の瞬間、部屋に舞う水しぶきと濡れる顔面。
本当に何が起こったか分かりませんでした。
鯉って思ったより跳ねるんですね。。
元気があってよろしい。と思いつつ、水位を少し下げ、私はベッドの位置を変えました。
本来、川や池で生きる鯉をこの狭い水槽で飼うという現実の厳しさを教えられたような感覚でした。とりあえず、水槽が割れなくてよかった。付け忘れていましたが、ガラス蓋は水槽の付属品としてありました。でも忘れていて良かった。あの勢いで跳ねたら、割れていたかもしれません。
錦鯉は美しい美術品のような生き物ですが、中身は生きた鯉です。軽い気持ちで手を出して良い生き物ではありません。
金魚を飼えたら余裕!なんて言葉を信じていたら痛い目に遭います。
業者の方の中には、ただ鯉を売りたいだけの方もおられるようなので、信頼できる方を見つけてから飼育準備をされる事を強くお勧めします。