錦鯉を飼いたい・飼ってみたいと思っている方、まずは当サイトで色々調べて見て下さい。品評会などで上位入賞を狙うような時には、かなり高度な飼育技術が必要ですが、一般的に鑑賞するくらいなら基本的に錦鯉の飼育は難しくはありません。
水槽・生簀の場合
錦鯉を水槽や生簀に入れる前にしっかりと水作りをすること。
- 濾過槽が機能するまで水を十分に循環させておく。(1週間から1ヶ月)必須
- エアレーションを十分に行い、溶存酸素濃度をできるだけ高く保つ。必須
- 必要に応じてPBSやEM菌などの好気性バクテリアを追加する。
錦鯉を水槽や生簀に入れる前に確認すること。
- 錦鯉が消毒済みであること
- 餌止めがされていること。(消毒済みでない場合と餌止めがされていない場合は注意が必要です)
- 錦鯉を水槽や生簀に入れる前に、水槽や生簀の水の温度と、錦鯉が入っている水の温度が同じになるまでできるだけゆっくりと水温調節しなくてはいけません。(錦鯉は水温などの急激な変化に大変弱い)
濾過槽での水質処理のみではなく、オーバーフローによる水面の餌カスやゴミとり、定期的に底水を抜く、注水を行なうことも重要です。
定期的に濾過槽のクリーニングを行なうことも大変重要です。定期的なクリーニングを行なわないでいると、水を浄化するバクテリア郡や錦鯉の老廃物や食べかすなど、水を汚す因子などのバランスが崩れ、病気や成長不良などの原因になります。
もちろん、濾過槽には水中の不純物などを浄化する好気性バクテリア郡が付着していますので、クリーニングは大まかに行なって下さい。クリーニングのやり方はその池・その中の鯉の量、または水温など様々な環境によって異なりますのではっきりと決まっていません。
個々の水槽や池の形、水量、鯉の量や水温、餌などの特性が異なりますので、「濾材を水中で揺すり、ある程度汚れを落とす」、「定期的に完全クリーニングを半分づつ行なう」など濾過槽の状態や状況を把握して試行錯誤するしかないのが現状です。 これらはご自身で学習していかなければいけません。
濾過槽のクリーニングは「綺麗にしすぎず、定期的に行なう」を守れば問題はないと思います。
最初に上記内容を気をつけておけば、ほとんどの場合スムーズに飼育ができます。
※水槽や池、生簀の条件は個々で様々ですのでご自身で好条件の感覚を身につける必要があります。